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赤ちゃん用の肌着の選び方

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そもそも肌着は必要なのか?

赤ちゃん用の肌着はそもそも、必要なのでしょうか。こどものイメージって活発で汗っかきなイメージですよね。自分の子どもの頃を思い出してみると、肌着を着ていたっけ?と思ってしまいます。Tシャツをそのまま着ていたような気がする…それでも暑かったような…

ということは、赤ちゃんは裸で過ごしたり、服を1枚着ただけで過ごせるのでしょうか。答えはNOです。

生まれたばかりの赤ちゃんは体温を調節する身体の機能が未発達です。汗を排出するのは身体の汗腺ですが、大人の汗腺の数と赤ちゃんの汗腺の数はおよそ同じです。身体の大きな割合は水分で出来ているので、赤ちゃんはよく汗をかきます。かいた汗はそのままにしておくと肌を痛めてしまいます。湿疹やかぶれなどです。

したがって、かいた汗はしっかりと肌着で吸収してあげなければいけないです。

また、皮膚の厚みも大人の半分くらいなので、表面を守ってあげなくてはいけないです。

肌着は何枚着せるのが正解?

大人であれば、肌着は1枚しか着ませんよね。赤ちゃんの場合はできれば2枚着せてあげてください。1枚は汗を吸収させ、もう1枚は皮膚の役割である保温するために着ます。真夏(7-8月)の昼には熱いので1枚のときもありますが、気温が下がる朝晩は2枚をおすすめします。

1枚目(内側)の肌着は何を着る?

内側の肌着は『単肌着』を着ます。腰丈の短い肌着です。選び方は簡単です。見本があれば、実際に触ってみて伸ばしてみてください。触り方は、自分の腕の内側にあててみます。ひりひりしたり、チクチクしないか、縫い目やタグがあたらないかを自分で赤ちゃんの気持ちで体験してみてください。少しでも違和感があれば、1日来ている赤ちゃんは、その違和感がある部分にあたる肌が赤くなったり湿疹ができる原因になります。

私の肌はけっこう固めなので、腕の内側に肌着を滑らせるようにして確かめました。他にも皮膚の薄いところで体感してみてください。

ちなみに、タグは外側についていること。縫い代(ぬいしろ)は外側になっているもの、が見た目で判断できる良い肌着の基本です。

また、夜肌着を変えるときには暗い場所で変えることもあります。昼は白、夜は柄ものがおすすめです。柄物は暗くても表裏がわかりやすいですからね。

2枚目(外側)の肌着は何を着る?

足元まである肌着を着ます。メーカーによって呼び方は違いますが、『コンビ肌着』、『カエルオール』と書いています。赤ちゃんは2か月を過ぎてくると手足を良く動かします。良く伸びる肌着で赤ちゃんの動きをサポートしましょう。

単肌着と同じ柄にしておけば洗濯後に保管する際、便利です。うんち、おしっこなどで汚れたときには短肌着、コンビ肌着の両方が一緒に汚れることが多いです。常にセットにしておくことで、管理が楽になります。

長肌着とは何だろう?

よく、子育て情報誌などの出産準備リストを見ると、『長肌着(ながはだぎ)』と書いています。これは何でしょうか。足元までの長さの着物みたいな肌着です。メリットは下半身のスナップなどを止めなくてよいという簡単さです。ただ、現在は抱っこ紐に乗せたり、ウエアの股が分かれているので、あまり使う方は減りました。コンビ肌着などがあれば、十分なので、必ず必要、というものではありません。

素材は何が良いか?

夏は涼しく、冬は暖かく、が基本です。ショップに行くと、いろいろな素材がありますが、だいたいは『夏用』、『通年』、『冬用』と書いてます。迷ったら『通年』を買っておけば、損はしません。ユニクロでも近年は『タンハダギ』商品がでていますが、通年用として作っているようです。重ね着で対応するというコンセプトだからでしょうね。

余談ですが、ユニクロの日本国内に赤ちゃん肌着を製造する工場は数少ないです。数か所です。その中で、ユニクロの生産は非常に大きな規模で発注が来るので、高級メーカーと同等の品質の商品を安い価格で生産できます。また、同じ商品をひたすら生産し続けるので、検品レベルもどんどん高くなり、クオリティの高い商品が生み出されます。そんなわけで、私はTシャツはユニクロをよく買います。

枚数は何枚必要か。

1日3枚~5枚使います。朝起きたら、汗をかいているので着替えさせます。また、授乳のタイミングで1回は首元をミルクで汚します。2回目の着替えです。最後、夕方に沐浴するときに着替えさせます。これで3回です。

え、3回も着替えるの?と思う気持ちは非常にわかります。ただ、着替えさせなかった場合、汗疹(あせも)の原因になりますし、ミルクこぼしたままだと湿疹の原因になります。湿疹などはどんなに気を付けていても出来ますが、なるべくない方がパパもママも赤ちゃんもハッピーです。快適に寝てもらわないと親が先にダウンします。

服は着ていなくても、布団や毛布、タオルケット、おくるみなどでなんとでもなりますので、肌着だけはしっかりと数を用意してください。

お店で接客していると、『そんなに必要ない気がする』、『とりあえず1枚だけ』といった方が多いです。肌着は服のように華やかではないし、抱っこ紐やベビーカーのように外に見えるものでもないので、あまり買うメリットを感じない商品だとは思いますが、自分たちが後で大変になってしまうので、一番しっかりと買っておいてほしいアイテムです。

買ったらどうする?

水通しをしてください。生地は編むときに糊がついているので、洗濯機でも手洗いでもよいので、赤ちゃんのものだけで水・お湯で洗ってください。(洗濯表示は確認してください)しっかり乾かしたら、取り出して使いやすいように、短肌着、コンビ肌着を一組ずつ一緒にしてまとめておきましょう。

まとめる際に、袖も通して保管しておくと便利です。肌着を変えるときは最初、とても緊張します。華奢な赤ちゃんの腕をとって、袖に通さなければいけません。しかも速やかに。よく伸びる肌着で、準備万端にしておくと安心できますよ。

紐とスナップはどちらが良いか?

紐のメリットは、大きくなっていってもサイズをあわせられることです。肌着は汗を吸うためなので、大きいサイズでブカブカに着ていると密着しないので汗を吸いません。ぴったり着続けることが大切です。

スナップのメリットは簡単なことです。最初は手が震えて紐タイプだと無理!と思った方は、とりあえずスナップを買っておいても良いと思います。もしスナップタイプの場合は、肌当たりの良いスナップかを確認しておいた方が良いです。がっつり金属製です!といったものだと、接触する赤ちゃんが冷たいです。

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