2026年6月2日、バガブーの人気モデル「ドラゴンフライ」がフルモデルチェンジして「ドラゴンフライプラス(Dragonfly Plus)」として登場しました。片手でパッと折りたためる特許構造はそのままに、シート・ホイール・収納が軒並みアップグレード。旧型の口コミでよく挙がっていた不満点がどこまで解消されたのか、1,200組以上のご家庭のベビーカー選びに携わってきた元売り場バイヤーの目線で、スペックと実用性を整理してレビューします。
ドラゴンフライプラスの基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年6月2日 |
| 価格 | 138,600円(税込) ※シート+サンキャノピーセット |
| 対象年齢 | 生後1ヶ月頃〜4歳頃(耐荷重22kgまで) ※キャリーコット装着時は新生児から(キャリーコットは別売り) |
| 本体重量 | 9.9kg |
| 展開時サイズ | 106×52×104cm(長さ×幅×高さ) |
| 折り畳みサイズ | 36×52×90cm(キャリーコット装着時32×52×90cm) |
| ハンドル高さ | 98〜105cm |
| バスケット耐荷重 | 10kg(リアポケット最大2.5kg) |
| 保証 | メーカー保証2年(公式サイト登録で最長4年) |
| 生産国 | オランダ |
旧型ドラゴンフライ(2023年発売)と比べると、サイズ・重量はほぼ同じ。つまり「取り回しの良さ」という基本骨格は変えずに、中身の質を上げてきたモデルだと捉えるのが正確です。
旧型「ドラゴンフライ」から何が変わったのか
新商品というと「全部新しくなった」と身構えがちですが、実際に比較すると変更点は3つに絞れます。ここを押さえておけば、旧型の在庫と迷っている方も判断しやすくなります。
1. シートが1枚構造になり、ぐらつきが軽減
旧型ではシートやキャリーコットの取り付け部分に多少の「遊び」があり、走行中にガタつきを感じるという声がありました。ドラゴンフライプラスでは1枚構造のシートに進化し、直立姿勢からレイフラットまでの可動域を保ったまま、このガタつきを大幅に軽減。電車の乗り換えや段差の多い駅前など、揺れが気になりやすい都市部の移動で効果を感じやすい改良です。
個人的には、赤ちゃんにとってガタつきやぐらつきは無いほうが良いので、この変更は嬉しいです。
2. 旋回ホイールロックを新搭載

前輪の自由な旋回を固定できる機能が新しく加わりました。電車・バスの車内で大きく揺れたときや、傾斜のある道でベビーカーが意図せず動いてしまうのを防げます。家の周りに細い歩道がある家庭は、絶対におすすめです。
私も押しているときに、何度か歩道の傾斜にタイヤを取られることがありました。あと、あんまり無いけど、砂利道や砂地を進むとき、前輪を回転しないようにすると押し心地が楽です。
3. サンキャノピーが拡大、ハーネスも快適性アップ

サンキャノピーが再設計されて大型化し、リクライニングを倒した状態やピーカブーウィンドウ(のぞき窓)を開けた状態でも直射日光が入りにくくなりました。5点式ハーネスも1本ずつ独立して着脱できる仕様になり、乗せ降ろしのストレスが軽減されています。
一方で、サイズ・重量・バスケット容量・キャリーコット別売りという基本構成は旧型を継承。「片手ワンタッチ自立折り畳み」という最大の特徴もそのままです。
メリット・デメリットで見る、こんな人におすすめ
メリット
- 片手でシート・キャリーコットを外さずに折り畳めて、そのまま自立する(狭い玄関・電車内でも扱いやすい)
※対面モードにしてると外す必要があります。 - 新搭載の旋回ホイールロックで、電車内や傾斜のある場所でも安定
- XLサイズのアンダーバスケット(10kg対応)で買い物帰りも安心
- 対面・背面の切り替えが可能で、新生児期から兄弟見守りまで対応
- 両対面式ベビーカーながら9.9kgと、このクラスでは比較的軽量
- 出たばかりで他の人と被りにくい
デメリット・購入前に知っておきたいこと
- 新生児から使うにはキャリーコット(別売り)が必要で、本体+キャリーコットで総額20万円近くになる
- 本体価格138,600円は国内メーカーの同クラス品と比べると高価格帯
- カラーによって在庫の偏りがあり、人気色は早期に売り切れる可能性がある
- モデルチェンジ直後のため、周りで使っている人の口コミが少ない
こんな人におすすめ
- 歩道でもベビーカー安定性を重視する方
- 折り畳み・持ち運びの手軽さを最優先したい都市部在住のご家庭
- デザイン性と機能性の両方に予算をかけられる方
- 長く使えるモデルを求めており、対面・背面の両方を使い分けたい方
よくある質問
- Q旧型のドラゴンフライとどちらを選ぶべき?
- A
在庫があり値引きされているなら旧型も十分実用的です。ただ、電車移動が多い、シートのガタつきが気になるという方は新型の旋回ホイールロックと1枚構造シートの恩恵を受けやすいでしょう。
- Qキャリーコットは買うべき?
- A
キャリーコットは予算に余裕があったら買ってください。良いところは、赤ちゃんがベッドのように、ゆったりと過ごせること。とはいえ、しっかりフラットになるベビーカーなので、必須アイテムでは無いです。
- Q新生児から使えますか?
- A
本体のみでは推奨生後1ヶ月頃からです。新生児期(0ヶ月)から使う場合は別売りのキャリーコットが必要です。
- QB型(背面のみ)ベビーカーとの違いは?
- A
ドラゴンフライプラスは対面・背面切り替え可能なA型(両対面式)です。新生児期から使いたい方や、外を向きたがる時期になったら切り替えたい方向けです。
- Qどこで買えますか?
- A
バガブー公式オンラインストア、楽天市場のバガブー公式店、blossom39などの正規取扱店で購入できます。並行輸入品は保証対象外になる可能性があるため、正規販売店での購入をおすすめします。
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この記事を書いた人

ぱやP ─ 出産準備アドバイザー/元ベビー・子ども服バイヤー
子供服ブランドで10年。百貨店、アカチャンホンポ、ベビーザラス店舗で年間1,200組以上のファミリーに接客を担当。チャイルドシート指導員資格保有。現在は異業種勤務だが、ベビーアドバイザー資格取得に向け勉強中。3児の父として「実体験×業界目線」で赤ちゃんグッズ選びをサポートします。
「ベビーカーはSGマーク付き、またはEN1888規格かをまず確認。フレーム剛性が高く、タイヤ口径が大きなモデルを選ぶことで段差もスイスイ進むことができますよ。」
参考ガイドライン
| 発行機関 | タイトル・年 | 重要抜粋 | 原文 |
|---|---|---|---|
| 国土交通省 | 「ベビーカー利用にあたってのお願い」 (2024 改訂) | 「エスカレーターや階段はベビーカーから子供を下ろして利用しましょう」 | |
| WHO | Guidelines on Physical Activity, Sedentary Behaviour and Sleep for Children under 5 (2019) | 「幼児はストローラーなどで連続1時間以上拘束しないことを推奨」 | 概要ページ |
編集部注:上記ガイドラインは最新改訂を確認済みです。記事内容と矛盾する場合はガイドラインを優先し、速やかに修正します。

