チャイルドシートかベビーシートか

チャイルドシート
20190715

【結論】だんぜんベビーシートがおすすめ

世の中一般の記事は間違えなくチャイルドシートと言うと思います。それでも、僕はベビーシートをおすすめします。

そもそもなにが違うか

1.チャイルドシート

当ブログでは0〜4歳までの乳児、幼児兼用のシートをチャイルドシートと呼びます。日本では世間一般の認識だと思います。厳密には違う言い方がありますが難しくなってしまいますので、許してください。

2.ベビーシート

0〜1.5歳までの乳児専用シートです。
子供乗せシートは何歳まで必要かというと、6歳のお誕生日までです。それまでは病院の退院からずっと使います。

チャイルドシートのほうが長く使えるんです。4歳まで。そうすると、長く使えるほうが良いように思いますよね。たしかに、長く使えたら嬉しいのです。ただ、チャイルドシートは安全のために購入するアイテムです。目的は赤ちゃんの安全性を出来るだけ上げることです。したがって、長く使えるというメリットは目的外の付加価値です。同じ安全性だった場合は付加価値の高いほうが良いです。

では、チャイルドシートとベビーシート、同じ安全性でしょうか。残念ながら違います。ベビーシートのほうが安全性が高いです。 

ベビーシートのほうが安全性が高い理由

  1. 軽い
  2. サイズがぴったり
  3. つけ方が簡単で間違えない

1.軽い

車が前に衝突したとき、シートには前に向かう力がかかります。そのとき、重量が重ければ、前に向かう力が強くなります。ISO-FIX固定ではない場合、シートベルト固定なので、この軽さが有利になります。

2.サイズがぴったり

衝突したとき、チャイルドシート内で赤ちゃんは動きます。クッションは大きな衝撃の場合ぺしゃんこになってしまうので、シェルの大きさが大きければ、中で動く大きさも大きくなります。したがって、赤ちゃんがシェルに衝突しているきょうになります。シェルの大きさが小さい場合は動きが小さくなります。ベビーシートは0-1.5歳のシートなので、シェルが小さく、その分、赤ちゃんへのダメージが小さくなります。

3.つけ方が簡単で間違えない

ISO-FIX搭載機種の場合、これは安心です。シートベルト固定からISO-FIX固定になった理由は、つけ間違えが多かったためだそうです。どんなにメーカーが安全性の高いチャイルドシートを作っても、つけなおすときに間違ってしまったり、シートベルトが使用しているうちにゆるんでしまったりとつけ間違えによる死亡事故の割合が一定の数あったそうです。ベビーシートはシートベルト固定の場合であっても簡単に力をあまり必要とせずに装着できるので、その点も安全性を高くする理由の一つです。

日本では 国土交通省と自動車事故対策機構 がチャイルドシートアセスメントという評価試験を公表しています。車も同様に試験を行っていて、第三者の立場で同じ評価軸で評価します。中には『推奨せず』といった低評価のチャイルドシートもあります。

安全性が高いかどうかは何で見る?

メーカーがカタログに『安心です』と書いている場合、『安全です』が言えない場合に『安心です』を使いますので、注意しなければいけません。『安全です』と言えるモデルの場合、『世界安全基準クリア』などと書いている場合が多いです。世界基準とはヨーロッパ安全基準ECE R44(現在はi-SIZEという新基準が最新です)、米国安全基準FMVSS213、最近では中国安全基準GB21877-2011を指します。それぞれの基準が違うため、それぞれの検査をしなければならないため、非常にコストがかかります。

ただ、この基準を満たしている中にも優劣があります。大切な赤ちゃんのことを考えると、親としてはより良いものを選んであげたいですよね。価格順に優劣が付けばわかりやすいのですが、そうではないので、こういったアセスメントを参考に選びます。

チャイルドシートアセスメントはもっと主張すればいいのですが、冊子を一部の販売店や高速道路のサービスエリアに置いているくらいです。したがって、あまり購入時に見ていないことが多いです。ネットでも公開しているので、ぜひ見てみましょう。

国土交通省のチャイルドシートアセスメントページ(外部リンクにつながります)

チャイルドシートアセスメントの目的

信頼できる安全性能評価を公表して、より安全な製品を選択しやすい環境を整えるとともに、製作者によるより安全な製品の開発を促すことによって、安全なチャイルドシートの普及を促進しようとするものです。

国土交通省自動車安全交通情報より転載

ベビーシート おすすめ

BRITAX レーマー ベビーセーフ アイサイズ

「ブリタックス・レーマー」は、1938年イギリスで創業した「ブリタックス」と、ドイツのチャイルドシート専業メーカー「レーマー」が1979年に合併して生まれたブランドです。アウトバーンが張り巡らされた自動車大国ドイツで培った安全性能と先進技術は世界的に高く評価され、フォルクスワーゲンとのISOFIXの共同開発、メルセデスベンツ等の自動車メーカー純正チャイルドシートに採用されるなど、欧州市場におけるトップブランドとして地位を確立しています。自社保有の衝突実験設備での徹底したデータ解析に基づく製品開発は、世界をリードする欧州の安全基準策定の推進を担うブランドとして認知され、自動車メーカー、消費者団体、メディア、そして何よりユーザーからの高い信頼を得ています。

出典:ブリタックス・レーマー公式サイト

僕は長女のときに前モデルのベビーセーフ プレミアム SHRを使用しました。長男、次男のときにはマキシコシを使用していたのですが、安全性の高さはレーマーの方が高かったことは以前から知っていたため、買い換えました。ISO-FIXベースは購入しておらず、シートベルト固定でした。つけ外しが楽になるので、予算があればISO-FIXベースを購入したかったです。

そんなベビーセーフプレミアムは2017年の評価が掲載されています。デザインはマイナーチェンジしていますが、基本機能は同じなので、現行モデルのアイサイズは最新基準i-SIZE(R129) にも対応しているので、安全性は同等以上と考えてよいと思います。もっとも高い評価の『優』がつけられています。

レーマーのアセスメント
出典 チャイルドシートアセスメント2017.3版より

生地の縫製はしっかりとしていますし、洗濯ができます。赤ちゃんの場合、吐き戻しで座面が汚れてしまうことはしばしばありますので、簡単に洗濯ができることは大切です。

レーマーカラー
出典:ブリタックスレーマー公式オンラインショップ

マキシコシ ペブル

マキシコシは、1968年、欧州の育児用品先進国オランダで誕生した
チャイルドシートブランドです。2013年11月に施行された最新安全基準【R129】を遵守した『i-size(アイサイズ)』対応モデルを世界で初めて商品化するなど、最新技術を取り入れた安全性能と、独創的なコンセプト・デザインが世界的に評価されています。

引用:マキシコシ公式サイト

僕は長男、次男のときにマキシコシのカブリオフィックスを使用しました。カラフルで日本のチャイルドシートには無いデザインが気に入り、当時はマイクラライトというイギリス生まれのベビーカーとドッキングして使っていました。評価試験では『良』だったのは胸部に受ける力が3点式ベルトのため大きかったためでしょうか。あくまでの現行モデルとは違うので、参考程度に掲載しています。現行モデルはアセスメントに掲載されていなかったので、また掲載され次第、貼りなおします。

マキシコシアセスメント
出典:チャイルドシートアセスメント2014年版

現行モデルはぺブルです。

マキシコシカラー
出典:エアバギー公式楽天ショップ

マキシコシの魅力は単体でのコロンとしたデザイン性もありますが、さまざまなベビーカーメーカーとドッキングできる汎用性です。使いたいベビーカーがある方はまずベビーカーから決め、それに合うチャイルドシートとしてマキシコシを選ぶ方は多いです。

僕がベビーシートをおすすめする理由

僕がベビーシートを販売するときに、お客様の反応が良かったことは安全性ではなく、使い勝手の良さでした。みなさん安全性は高い方が良いってわかってはいるけど、実際に販売されている商品に安全性の低い商品は無いって思っているので、それなら便利機能がたくさんついているものの方が良い、って思っていたからです。

ベビーシートの便利機能は実はたくさんあるんです。ハンドルバーの角度を変えることで、クーファンやベビーラックのように使えるので、赤ちゃんを降ろすことなくどこまでも移動できるんです。チャイルドシートに乗せると、いきなり冷たい感触のものが体に触れて大泣き、とか、車に乗せたままにしているので蒸された車内でシートが熱々、とかはよくある話です。

ベビーシートは常に赤ちゃんと一緒に移動するので、そういったデメリットが無いんです。乗せおろしはシートごと行うので、シートを回転させる機能もいらないし、大人だけで車に乗るときには簡単に外して家に置いておけます。

よくある質問

経済性は良い?

良くはないです。6歳までの義務期間で、6年間ずっと使えるチャイルドシートは少ないです。新生児と6歳児、大きさが全く違う子どもを同じシェルの中に入れて安全性の高さを保てるかというと、どんなメーカーでも難しいのだと思います。

そのため、0-4歳までの乳幼児兼用チャイルドシートは3-4歳になると3-12歳まで使用できるジュニアシートに乗り換えます。

0-1歳でのベビーシートに乗った赤ちゃんは0-12歳まで使用できるジュニアシートか、もしくは1-4歳までのチャイルドシートに乗り換えます。そのため、多いと3回乗り換えます。すべてをISO-FIX対応モデルを選ぶとトータルで10万越えです。したがって、ある程度、経済性重視になるとジュニアシートに乗り換えて、2台で運用する方が多いです。

あんまり売ってないんだけど?

赤ちゃん本舗やベビーザらスではあまり売ってないです。上記のように、経済性が良く見えないので、売りにくいです。販売員さんは0-4歳のチャイルドシートを主に作っているコンビやアップリカから派遣されてきたお姉様が多いので、いきなり輸入されたインポートもののベビーシートは売りにくいんですね。まず、お客様から「1歳までしか使えないの?」という質問が出た時点で撃沈し、「そうですよね、それならこちらの〇〇なら4歳まで使えます」とか言ってしまいます。だれもマタニティさんに買い替えが発生することを教えてあげないんです。

販売のテクニックで、1回しか買わないものだったら、せっかくなら良いものを買おう、とか思わせて高額なモデルを売ります。回転する・クッションが特別っていう理由は目に見えるほかのモデルとの差異です。目に見えにくい安全性を説明するよりも簡単ですね。

洗うときは洗濯機?

いや、手洗いで。洗濯機で洗うと、プラスチックやゴムのパーツが割れてしまったりしました。

他のメーカーは?

国内で評価試験されているベビーシートはGRACOやコンビ、JOIEがあります。それぞれの評価を参考にしていただけると安全性はわかります。

販売していた側の評価としてはGRACOは生地がザリザリ。コンビはちっちゃすぎ。JOIEは悪くない、というような簡単な評価です。とは、僕が直接使ったわけではないので、価格、トラベルシステムでの使い勝手などさまざな要素が絡むといろんな魅力があると思います。GRACOとかは相当売れていますからね。

というわけで、まとめとしては、ベビーシートをぜひ使ってほしい、ということでした。

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