元子供服メーカーの管理人がベビーカー、ベビーグッズの選び方をわかりやすく解説します

Baby Catalog.Tokyo

GOOGLE

チャイルドシート

KATOJI Joie Arc360°GTはアリか?

更新日:

もくじ

【結論】完璧ではないが、アリ。

カトージは日本では最近よく知られるようになってきた印象がありますね。以前はベビーカーの印象というよりは、バウンサーや簡易ベッド、カタカタ(歩行器みたいなもの)をよく販売していたメーカーでした。

海外ベビーカーの流行があったときに、独自ブランドの『Hugme(ハグミー)』を販売したり、『Nuna(ヌナ)』、『PEG-PEREGO(ペグ・ペレーゴ)』の正規代理店だったりと研究意欲が高いなあ、と思っていたメーカーでした。Nunaはドイツ ケルンで発表されたときにデザインの癖が強かったので、日本には入荷しないのではないかと思っていましたが、良心的な価格で販売されました。当時はQuinnyやAirbuggyといったメーカーが売れていた3輪ブームでしたので、4輪は市場が狭かったのかもしれません。

Peg-Peregoは非常によくできたベビーカーメーカーでした。イタリア製ということでも一線を画していましたし、海外ベビーカーにも関わらず、改札通過可能という使いやすさ、レインカバー初期装備といったお得感もありました。

そんなKATOJIが販売し、Amazonのランキングにも登場しているのが『Joieシリーズ』です。

ベビーカーはそつのないデザインで癖が少なく、だれが持っても違和感が生まれにくいです。

今回発表されたチャイルドシートも同様です。360°回転するけどデカくないので、ママが車の中で回転しやすいです。コンビやアップリカ、エールベベでも回転型チャイルドシートは販売されています。

比較

僕が回転タイプのチャイルドシートを比較するときのポイントは以下の点です。

  • 装着方法
  • 背面とくっついてるか
  • 重量
  • 後ろ向きにしたときの高さ

安全性

JOIEのアセスメント
出典:チャイルドシートアセスメント(国土交通省)

まだGTバージョンは出ていませんでした。(2019.7時点)基本的には同じ構造だとは思います。乳児用では『良』でしたが、幼児用では『普通』です。頭部、破損状況が『〇』なので、ハードシェルの覆っている面積が小さめかもしれません。

装着方法

ISO-FIXでの取り付けですね。最近の車は義務付けられているので問題ありません。簡単に車本体の金具と接続してくれるため、3点シートベルトでの固定よりも簡単で間違わずにつけることが出来ます。

背面とくっついているか

回転タイプは座面は回転器具がついているため、くっついていますが、背面はくっついていないことがあります。Ark360GTは軽量をメリットにしているため、くっついていないタイプです。僕個人はくっついているタイプの方がより安心できます。※安全性は検査を通っている商品は問題ないです。

重量

カタログスペック上では12.9kgです。15kgを超える製品もある中では、回転式で13Kgを切っているので、軽量とうたっているだけあります。

後ろ向きにしたときの高さ

新生児から9か月くらいまでは後ろ向きで使用します。1歳から前向きとは言われていますが、腰が据わった赤ちゃんは寝たままのシートに乗せるとグズることが多いです。興味を惹かれる外が見えないですし、屋根と背もたれしか見えない環境にイライラしているのかもしれません。

もちろん子供によって違いますし、後ろ向きの方が面積の広い背中で衝撃を吸収するので、安全性は後ろ向きの方が高いですよ。スウェーデンのメーカーで3、4歳くらいまでも後ろ向きに装着するチャイルドシートを見たこともあります。欧州ではなによりも安全性が重視されるので、そういった考え方ですね。

Arc360°GTの座面は低いです。天井すれすれというモデルではないので、安心して使うことが出来ます。乗せおろしの際には高い位置で作業しなくても良いので、ママも楽ちんです。

新機能『サイドインパクト』

これ良いですね。レーマーのジュニアシートでもサイドインパクト対応装備は数年前から装備されていました。赤ちゃんを乗せたママは安全運転を心がけるため、正面衝突することってあまり多くないそうです。多いのは横からのもらい事故です。大人にはサイドエアバックがありますが、赤ちゃんの場合にはチャイルドシートのサイドシェルです。それに加えてサイドインパクトがあれば、まずは衝撃を吸収・分散してくれるので、直接外殻がダメージを受けるよりも安全性は向上するのでしょう。実際の安全性は国土交通省の評価が発表されるまでは不明ですが、装着されていることは無駄ではありません。

というわけで、チャイルドシートとしてアリだと思います。

バースデイ公式サイト
https://www.s-birthday.com/
ジョイー公式サイト (日本語)
http://jp.joiebaby.com/

【製品概要】
◇商品名:チャイルドシート Arc360° GT(エンバー)
◇販売価格:29,800円(税込み)
◇使用期間
後ろ向き:新生児~18kg(4歳頃)前向き:9kg(1歳頃)~18kg(4歳頃)
◇サイズ
後ろ向き:W46×D65~68×H53~64cm
前向き:W46×D51~55×H63~78cm
サイドインパクトを両側開いた時の幅:W58cm
◇重量:
12.8kg

AD

AD

Under title

-チャイルドシート
-, ,

Copyright© Baby Catalog.Tokyo , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.