ベビーカー選びって、正直むずかしいですよね。機能もデザインも価格も、比べ始めるとキリがない。そんな中で「サイベックスとは被りたくない」「でもちゃんと走れるやつが欲しい」というご家庭に、ここ最近ぐっと注目度が上がっているのがオランダ発ブランド・nunaのIXXA next(イクサネクスト)です。価格は96,800円(税込)、重量は約6.5kg。決して安くはありませんが、現場でお客様に試乗いただくたびに「押し心地が全然違う!」という声が返ってきます。この記事では、そのリアルな使い心地を正直にお伝えします。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象月齢 | 新生児(0ヶ月)〜体重22kg(生後48ヶ月頃) |
| 本体重量 | 約6.5kg |
| 使用時サイズ | 幅55×奥行95.5×高さ108cm |
| 折りたたみサイズ | 幅55×奥行40×高さ75cm |
| 価格目安 | ¥96,800〜(税込) |
| タイプ | A型両対面式(シート着脱式) |
| フレーム素材 | カーボン強化アルミニウム |
| 安全基準 | EN(欧州安全基準) |
| 保証 | メーカー1年保証(正規代理店購入で2年保証あり) |
| 付属品 | インナークッション、専用レインカバー、カーシートアダプター |
このモデルを選ぶ理由:5つのポイント
1. 全輪サスペンション搭載で、押し心地が別次元

イクサネクスト最大の特長が、全輪にサスペンションが搭載されていること。石畳や砂利道、点字ブロックなど、日本の街中で避けられない段差でも振動を吸収してくれるので、赤ちゃんへの衝撃が最小限に抑えられます。実際に押してみると「タイヤがぬるっと動く」感覚があって、これが海外ベビーカーの走行性の違いなんですよね。現場でも「押し心地が全然違う」とよく言われます。
2. 約6.5kgの軽量設計。カーボン強化フレームで剛性もしっかり

旧モデルのIXXA(約6.0kg)からわずかに重くなりましたが、その代わりにフレームがカーボン強化アルミに進化。「軽いけど頼りない」というよくある軽量モデルの弱点をしっかり克服しています。6.5kgというのは、同価格帯の海外モデルの中でもかなり優秀な数字です。階段やエレベーターなし環境での持ち運びも、現実的に許容できる重さだと思います。
3. 片手でたためる。ワンオペでも助かる設計

折りたたみは、シートを倒してからハンドルを引き上げるだけ。慣れれば片手で完結できます。赤ちゃんを抱っこしたまま畳む、というワンオペあるあるのシーンでも対応可能なのは、地味に助かるんですよね。折りたたみ後は自立するので、壁に立てかける必要がないのもポイントです。
4. バスケット容量10kg。荷物が多いご家庭に強い味方

収納カゴの耐荷重が旧モデルから大幅アップして、最大10kgまで対応。ライバルのサイベックスメリオカーボンが5kg対応なので、実質2倍の積載量です。前後どちらからも出し入れできる設計で、買い物カゴをそのまま置けるという口コミも多いですね。荷物が多くなりがちな子連れお出かけには、かなり心強いです。
5. GREENGUARD Gold認証取得。赤ちゃんが触れる素材の安心感
あまり語られないんですが、イクサネクストはGREENGUARD Gold認証を取得しています。これは室内空気汚染や化学物質への曝露を抑えるための、世界で最も厳しい基準のひとつ。赤ちゃんがシートに直接触れることを考えると、素材の安全性は妥協したくないですよね。この認証を持っているベビーカーはそう多くないので、差別化ポイントとして評価しています。
こんな方におすすめ!
- 車移動がメインで、荷物をたっぷり積みたいご家庭。 バスケット10kgはクラス最強クラスです。車のトランクへの積み下ろしも6.5kgなら現実的。
- 「サイベックスは被るから避けたい」デザイン重視の方。 街中でイクサネクストに乗り合わせる確率はまだまだ低く、オランダデザインのシックな配色は本当に好みが分かれる良い意味での個性があります。
- 新生児から長く使いたい、買い替えを最小限にしたいご家庭。 22kgまで対応(約4歳頃)なので、A型として最長クラスの使用期間です。
- 身長差があるパパ・ママで共用したい方。 ハンドル高さ3段階調整付きなので、背の高いパパから小柄なママまで無理なく使えます。
気になるポイントも正直に
正直、全員に勧められるかというと、そうでもないです。
① 改札が通りにくい(幅55cm)
標準的な改札の幅も55cmなので、ピッタリ同寸。つまり通りにくい、もしくは引っかかるケースが出てきます。電車移動がメインのご家庭では、毎回バリアフリー改札を探す必要が出てくるので、これはなかなかのストレスになります。正直、都市部の電車ヘビーユーザーには素直にもう少し幅の狭いモデルをおすすめすることも多いです。
② 赤ちゃんを乗せたまま対面・背面の切り替えができない
シートを丸ごと外して向きを変える仕組みなので、赤ちゃんを一度降ろす必要があります。ハンドルを回すだけで切り替えられるサイベックス ミオス系やバガブー バタフライとは設計思想が違うので、この点を重視する方はライバル機種を検討してみてください。
ライバル機種と比べると?(比較セクション)

同価格帯でよく比較されるのが、サイベックス メリオカーボンとバガブー バタフライです。
| 比較項目 | nuna IXXA next | cybex Melio Carbon | Bugaboo Butterfly2 |
|---|---|---|---|
| 重量 | 約6.5kg | 約5.9kg | 約6.8kg |
| 価格目安 | ¥96,800 | ¥74,690〜 | ¥108,900〜 |
| バスケット耐荷重 | 10kg | 5kg | 約10kg |
| 対面切り替え | シート着脱式 | ハンドル回転式 | ハンドル回転式 |
| 走行性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 折りたたみやすさ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| レインカバー | 付属 | 別売り | 別売り |
| おすすめな人 | 走行性・収納・デザイン重視 | 軽さ・コスパ重視 | 操作性・折りたたみ重視 |
どちらを選ぶか迷ったら… メリオカーボンとの最大の差は「バスケット容量」と「走行感」です。荷物が多い・段差が多いルートが多いなら、体験上イクサネクストに軍配が上がります。一方で「とにかく軽く、価格も抑えたい」ならメリオカーボンが現実的な選択肢です。
よくある質問 FAQ
実際にお客様からよく聞かれる質問を3つご紹介します。
- Q展開はひとりでできますか?
- A
できます。慣れれば片手でも開閉可能です。ただし展開は「ハンドル→シート」の順、折りたたみは「シート→ハンドルを引き上げる」という順番を覚えるまで少し練習が必要です。初日から完璧じゃなくても大丈夫です。
- Q電車で使う場合、改札はどうすれば?
- A
幅55cmのため、標準改札はギリギリもしくは通れないことがあります。ベビーカー・車椅子用の幅広改札(幅90cm程度)を使うのがストレスなくておすすめです。余裕をもって移動されることをおすすめします。
- Qトラベルシステムには対応していますか?
- A
対応しています。対応ベビーシートは「PIPA next N」「PIPA urbn2」で、アダプターが付属しているので追加購入不要です。新生児期はカーシートをそのままセットして使うスタイルが便利です。
まとめ
一言で言うと、走行性・収納力・デザインの3拍子を一台で叶えたい方にとって、最高の一台です。
特に「街でサイベックスと被りたくない」「でも日本製には戻れない」という感覚を持つ方には、まさにドンピシャのモデルだと思います。価格はたしかに高い。でも、レインカバーとアダプターが最初から付属して実質的なコストパフォーマンスは悪くありませんし、新生児から4歳頃まで使えることを考えれば、「いい買い物をした」と感じていただけると思います。ぜひ一度、実際に押してみてから決めてください。押した瞬間に「あ、これだ」となる確率はかなり高いです。
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この記事を書いた人
「ベビーカーはSGマーク付き、またはEN1888規格かをまず確認。フレーム剛性が高く、タイヤ口径が大きなモデルを選ぶことで段差もスイスイ進むことができますよ。」
ぱやP ─ 出産準備アドバイザー/元ベビー・子ども服バイヤー
子供服ブランドで10年。百貨店、アカチャンホンポ、ベビーザラス店舗で年間1,200組以上のファミリーに接客を担当。チャイルドシート指導員資格保有。現在は異業種勤務だが、ベビーアドバイザー資格取得に向け勉強中。3児の父として「実体験×業界目線」で赤ちゃんグッズ選びをサポートします。
参考ガイドライン
| 発行機関 | タイトル・年 | 重要抜粋 | 原文 |
|---|---|---|---|
| 国土交通省 | 「ベビーカー利用にあたってのお願い」 (2024 改訂) | 「エスカレーターや階段はベビーカーから子供を下ろして利用しましょう」 | |
| WHO | Guidelines on Physical Activity, Sedentary Behaviour and Sleep for Children under 5 (2019) | 「幼児はストローラーなどで連続1時間以上拘束しないことを推奨」 | 概要ページ |
編集部注:上記ガイドラインは最新改訂を確認済みです。記事内容と矛盾する場合はガイドラインを優先し、速やかに修正します。


