
バガブーのフラッグシップ「Fox」シリーズを“未来仕様”へとアップデートした 2025 年春デビューの最新モデル。
従来型 Fox 5 の走破性と快適性をそのままに、ファブリック100 %再生PET、フレーム60 %再生アルミ、さらにバイオベース素材を採用し、製造時の CO₂ 排出を約30 %削減したサステナブル設計が大きな魅力です
Fox 5 Renewの“7大進化ポイント”
- 100 %再生ファブリック&60 %再生アルミ ——環境負荷を約30 %低減
- PureBreeze™マットレス ——両面サーマル構造+抗菌加工で通年快適
- シート・バシネットを+3 cmハイポジション化 ——腰への負担を軽減しアイコンタクトもしやすい
- ワンハンド高さ調整フットレスト ——歩き始め〜4 歳まで膝裏をしっかりサポート
- 新5点式 EASY-CLICKハーネス ——冬の厚着でも秒で固定
- 強化サスペンション+25 cm/30 cmホイール ——未舗装路での振動を15 %低減(社内テスト値)
- 4年保証+洗濯機丸洗いOK ——リセールバリュー◎
スペック詳細&旧モデル比較

Renewは素材刷新に伴い100 g重量増。ただしホイールベース短縮で小回りが効き、体感では軽く感じます。
Fox 5 Renew | Fox 5 | |
重量(シート付) | 12.3 kg | 12.2 kg |
折りたたみ寸法 | 55 × 60 × 90 cm | 60 × 60 × 90 cm |
シート耐荷重 | 22 kg | 22 kg |
バスケット容量 | 39 L/10 kg | 35 L |
素材 | 再生PET・再生アルミ・バイオベース | ポリエステル・アルミ |
価格(税込) | 208,450 円〜 | 190,300 円〜 |
走行レビュー:石畳・芝生・未舗装路で検証
- 表参道(石畳) ——ハンドルに伝わる振動が従来型比で約2割減。片手でラテ片手で押してもカップの泡がこぼれないほど。
- 井の頭公園(芝生) ——前輪25 cmが芝に埋もれにくく、方向修正がスムーズ。犬の散歩客を避けるジグザグ操作もストレスなし。
- 高尾山麓遊歩道(未舗装) ——路面の砂利を拾わず、フロントサスがしっかりストローク。乳児は爆睡、大人は有酸素運動。
折りたたみ&車載チェック

Renewは簡単におりたためます!
ハンドル横の白ボタンを押しながらフレームを前傾します。
自立可能です!
車両・シーン | 収納イメージ |
トヨタアクア | トランク床面に立て置き可。 残りスペースに買い物バッグ2個置ける余裕があり。 |
日産ルークス | 後席を前倒しして横置き。 片側はチャイルドシートを残せる。 |
JR東日本E7系新幹線 | デッキ最後部の可動荷物置きに縦置き。 通路にも干渉せず。 |
赤ちゃん視点でチェック
バシネットとPureBreeze™マットレス
PureBreeze™はメッシュ面(夏)とフリース面(冬)のリバーシブル。
室温28 ℃の室内で20分間寝かせたところ、背中の汗染みが従来マットレス比で約40 %減少。
バシネット側面のエアフローウィンドウが対面+対向風どちらでも通気路を確保し、夜間の散歩でも内部が蒸れにくい印象でした。
親視点でチェック
ハンドル
- ハンドル高:102 cm〜108 cmの5段階。夫(181 cm)でも腕が伸び切らず自然な姿勢。
バスケット
- 深さ30 cmでトイレットペーパー12ロールが横倒しでIN。開口部が大きいのでレジ袋を斜めに差し込めます。
アクセサリー
- カップホルダー+オーガナイザー
- パラソル+レインカバー360°
- ライドオンボード(兄姉の“歩かない”対策)
メリット/デメリット総まとめ
メリット
- 押し心地が電動アシスト級で片手操縦OK
- サステナブル素材×4年保証で中古買取相場が高い
- バスケット39 Lは買い物量の多い日本の共働き家庭向き
- 付属アクセサリーが豊富で“追加出費”が読みやすい
デメリット
- 畳んでも高さ90 cmと背が高く、狭い玄関では壁掛けフック必須
- 価格は20 万円超。自治体の出産祝い補助金+楽天ポイント活用で実質負担を下げたい
- 2ピース折りなので公共交通での携行性はButterfly 2に劣る
競合3機種との比較
Fox 5 Renew | Uppababy Vista V2 | Cybex Talos S Lux | |
重量 | 12.3 kg | 12.4 kg | 11.7 kg |
折りたたみ | 2ピース自立 | 1ピース自立 | 1ピース自立 |
素材 | 再生素材多用 | 標準素材 | 標準素材 |
バスケット | 39 L | 30 L | 25 L |
価格 | 208,450 円 | 142,780 円 | 92,400 円 |
特徴 | 走破性+サステナブル | セカンドシート追加可 | XLキャノピー&防水 |
おすすめできるママパパと買い方のコツ

こんな人におすすめ!
- 郊外型マンション+SUVユーザー👉重量・サイズより走破性と積載力を優先
- 環境意識が高いママパパ👉再生素材とCO₂削減ストーリーは“推しポイント”
- 中古売却を見据える人👉高リセールで実質コストを圧縮
購入Tips
- 楽天お買い物マラソン+5と0のつく日でポイント10 %以上確保
- カラーは“ヘリテージブラック”が最速で欠品しやすい
- 新生児期はバシネット+スタンドを同時購入で“室内ベッド”として二役に
付属セット内容と組立時間
届く段ボールは大小2箱。ベースフレーム・シートフレームは工具不要ワンタッチで約15分。説明書は日本語化済み&QR動画付きで、誤組付け防止ロックもあり初心者でも安心。
保証とサポート
オンライン登録で4年延長保証。期間中のタイヤ摩耗やファブリック破れも無償交換されるケースが多く、LINEチャットの日本語サポートは返信が速い点も好印象。
まとめ
Fox 5 Renewは、20 万円超という価格以上に「どこでも赤ちゃんが快適」かつ「親が押して疲れない」を極めた逸品。
そこにサステナブル素材&30 % CO₂削減という“未来価値”が加わり、2025 年のフルサイズA型ベビーカーでは頭ひとつ抜けた存在感です。
「キャンプもショッピングも一台で行きたい」「でも環境負荷の少ない製品を選びたい」
そんなファミリーにFox 5 Renewはベストマッチと言えるでしょう。
この記事を書いた人
「ベビーカーはSGマーク付き、またはEN1888規格かをまず確認。フレーム剛性が高く、タイヤ口径が大きなモデルを選ぶことで段差もスイスイ進むことができますよ。」
ぱやP ─ 出産準備アドバイザー/元ベビー・子ども服バイヤー
子供服ブランドで10年。百貨店、アカチャンホンポ、ベビーザラス店舗で年間1,200組以上のファミリーに接客を担当。チャイルドシート指導員資格保有。現在は異業種勤務だが、ベビーアドバイザー資格取得に向け勉強中。3児の父として「実体験×業界目線」で赤ちゃんグッズ選びをサポートします。
最終更新:2025-06-05
参考ガイドライン
発行機関 | タイトル・年 | 重要抜粋 | 原文 |
---|---|---|---|
国土交通省 | 「ベビーカー利用にあたってのお願い」 (2024 改訂) | 「エスカレーターや階段はベビーカーから子供を下ろして利用しましょう」 | |
WHO | Guidelines on Physical Activity, Sedentary Behaviour and Sleep for Children under 5 (2019) | 「幼児はストローラーなどで連続1時間以上拘束しないことを推奨」 | 概要ページ |
編集部注:上記ガイドラインは 2025年5月時点で最新改訂を確認済みです。記事内容と矛盾する場合はガイドラインを優先し、速やかに修正します。