元子供服メーカーの管理人がベビーカー、ベビーグッズの選び方をわかりやすく解説します

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ベビーカー|ベビーカーの選び方

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ベビーカーの選び方

私はこれまでたくさんのベビーカーを販売してきました。国内メーカーであればコンビ、アップリカ、Airbuggy、カトージ。海外メーカーであればグレコ、シルバークロス、ブリタックス、マキシコシ、イングリッシーナ、ペグ・ペレーゴ、マウンテンバギー、ストッケ、サイベックス、マイクラなどです。

どんなベビーカーがおすすめできるベビーカーなのでしょうか。

【結論】ベビーカーは人それぞれ

まず結論から言うと、私はどんな人にも合うベビーカーは存在しないと思います。車に置き換えてみると、近所まで行く人は軽自動車の方がコスパが良いですし、運転することが好きな人はスポーツカーを選びます。近所のスーパーに行くのにスポーツカーは必要無いな、と思いますね。

だから、人それぞれに選ぶベビーカーが違って良いということです。

一番おすすめのベビーカーは

それでもおすすめは?失敗が少ないベビーカーは?と聞かれると、コンビ(Combi)のスタンダードモデルをおすすめします。

コンビは日本を代表するベビーグッズメーカーです。赤ちゃん本舗やベビーザらスでの販売台数はコンビ、アップリカの2ブランドで80%を超えます。日本の交通事情や、玄関の大きさ、ママの使い方などをしっかりと考えられて作られているので、どんな生活環境でも合いやすいメーカーです。また、保証も充実しており、安心して使える点もメリットです。

なぜアップリカではなく、コンビかというと、コンビの方がリコール台数が少ないからです。

生活スタイルに合わせたベビーカー

ベビーカーの置き場所が2階以上&階段のみ

コンビ スゴカル ハンディ エッグショック MK

アパート、マンションで2階以上に住み、エレベーター無しの環境の場合、毎日おでかけのたびに赤ちゃんを抱っこし、ベビーカーを持ち運びます。ベビーカーを1階に置いておければよいですか、共有スペースの場合は難しい場合も多いです。自転車置き場はあってもベビーカー置き場はありません。玄関にベビーカーを置くことを考えると、毎日持ち運びが発生します。

赤ちゃんはおでかけする目安の3か月を過ぎると6Kgを超えます。そんな赤ちゃんとベビーカー、買い物をした際には買い物袋も持って2階まで上がることは至難の業です。

そのため、軽量であれば軽量であるほど、ストレスを少なくできます。スゴカルシリーズはすべて軽量ですが、このモデルは特に軽さを意識をしたモデルで、4.1Kgです。

軽量ベビーカーは赤ちゃんが大きくなると、フレームもガタついてくるため、2歳になるまでにはB型ベビーカー(腰すわりから使えるタイプ)に買い替えることがおすすめです。

おでかけは電車&玄関はそこそこ広い

STOKKE スクート2

都内在住でマンション住まいだと車を使うことも少ないため、電車での移動のみという方も多いはず。玄関スペースもそこそこ広く、シューズクローゼット内にベビーカーを置くスペースがある場合におすすめのベビーカーです。

STOKKEはエクスプローリーという大きなサイズのベビーカーで日本で有名になりました。家具メーカーということもあり、欧州の家屋に直接ベビーカーで入るスタイルを基本としたベビーカーでしたが、日本の生活環境には合いませんでした。そもそも、たたむことすら難しく、芸能人やセレブが見栄のために買うことが多かったベビーカーでした。

そこから数年経ち、エクスプローリーの良かった点であるデザイン性、ファブリックをそのままに使いやすくなったモデルが『スクート2』です。

このモデル以降、各社、幅が狭く、頑丈なフレームを持ったモデルが多く出ましたが、それでもスクート2の高級感あるディテールは魅力的です。

玄関ではたたみやすく、駅までの道のりではガタガタが少なく、電車のドアの段差も越えやすい。そんな機能のおかげで安心して赤ちゃんとおでかけすることができます。

置き場所が狭い&外国製

BABYZEN YOYO(ベビーゼン ヨーヨー)

ここ数年で人気が上がっているベビーカーです。

もちろん販売台数で言えばコンビ、アップリカですが、あまり誰も持っておらず、人気が上がっているベビーカーはBABYZEN(ベビーゼン)のYOYO(ヨーヨー)です。BABYZENはオランダのメーカーです。以前はORIGAMIという名前も特徴的なベビーカーを販売していました。

現在人気が上がっている理由はたたんだ時のコンパクトさです。日本メーカーの三つ折りベビーカーよりもさらにコンパクトになっており、置き場所に困ることが少ないです。

さらに、これまで中国ではベビーカーの使用率も低く、使ったとしても低所得者は激安ベビーカー、高所得者は海外製の大型ベビーカーを使用していましたが、その傾向が変化したことも関係しています。

高所得者や豊かになった中間層も旅行に行く頻度が増え、航空機に積載できるベビーカーを求めることが多くなったためです。

家のまわりの道路がガタガタ

Airbuggy(エアバギー) ココ ブレーキ エクストラ フロムバース

3輪バギーの定番ともいえるAirbuggyです。海外メーカーに見えるほどコンビやアップリカとは一線を画したデザイン、コンセプトですが、正真正銘の日本メーカーです。もともとは創業社長がアメリカでジョギングストローラーを目にし、ぜひ日本人にも使ってもらおう、と考え、商品を作り始めたメーカーです。

そのため、当時は前輪が回転しなかったり、タイヤが大きすぎたりとマニアックすぎたメーカーでした。

ただ、Airbuggy mimiというモデルから小型化し、ベビーシートをドッキングできるトラベルシステムに対応するなどで日本人により使いやすくなりました。

特徴は3輪であること。そしてエアタイヤであることです。

3輪だと小回りが利きやすく、キビキビと動けるため、スーパーなどの細い通路でもストレスを感じにくいです。また、重心が後ろ寄りなので、前輪を上げやすいです。例えば電車に乗るときにホームと電車の隙間にタイヤが入らないように前輪を上げます。そのときに軽い力で前輪を上げることが出来れば、持ち上げることなく電車に乗り込めます。

エアタイヤのメリットは多少の段差をガタつくことなく乗り越えられることです。赤ちゃんが寝ていても、起こさずにすみますね。自宅からよく行くスーパー、駅までの間に意外に多くの段差は存在します。横断歩道から歩道に上がるときに2~3cmの段差があります。この2~3cmの段差を越えられないベビーカーは数多く存在します

その点エアタイヤであれば、軽い力で上がることが出来るので、家の周りが砂利、土、舗装がガタガタになった道路であっても使えるベビーカーです。

双子だ

Cosatto Supa Dupa(コサット)

双子ちゃんの場合はベビーカーを選ぶ選択肢がぐっと狭くなります。ただ、双子ちゃんだからこそ乗ることが出来るベビーカーも存在します。それがこのコサットというイギリスのベビーカーです。イギリスといえば、王室御用達のシルバークロスや、一時期日本で人気だったマクラーレンをはじめとするベビーカーメーカーを多く輩出する国です。

コサットはフレームは細いですが、十分な強度を持ち、たたんでもスペースをとりにくいです。価格帯も一人乗りと比べても平均的な価格帯です。なによりも特徴はデザインです。双子ちゃんだからこそのデザインといえます。また、他社製品だとオプションで販売されることも多いフットマフ(足カバー)も標準装備です。双子の場合は抱っこ紐で二人抱っこすることもできないため、寒い冬でもベビーカーに乗ることが多いです。フットマフが装備されていることはうれしいですね。

タイヤサイズは国内メーカーの商品と比べて大きめです。エアタイヤのベビーカーのように軽々と操作できるわけではありませんが、通常の使用であれば気になるほどではありません。

アウトドアが好き

Mountain Buggy Swift(マウンテンバギー スイフト)

キャンプやハイキング、おでかけの中心は山遊び、という方におすすめです。10kgを超える重量を持ち、エアタイヤを履いたアウトドアに向いたベビーカーです。

ニュージーランドのメーカーで数年前まで日本にも代理店がありました。しかし、日本にはすでにAirbuggyをはじめ、多くの三輪ベビーカーがあったため、売れず、撤退しました。街中で使用するには全体的に大きすぎ、保管場所も必要でした。もちろん駅の改札は通りません。

ただ、20kgの耐荷重で、カタログスペック以上の頑強さを持ったベビーカーを持ったベビーカーメーカーを他は知りません。ぜひアウトドアシーンで使ってほしいベビーカーです。また、タイヤのスペアは国内には存在しません。同じ口径のサードパーティ製を使用するか、海外からの取り寄せをする必要があります。

お金がない

買わない。首がすわってから買う。

出産準備・子育てには多くの出費がかかります。そのため、ベビーカーのような高額商品を悩みます。その場合、ベビーカーをマタニティ時期に揃えておくことはおすすめしません。なぜなら、積極的にお出かけする時期は3か月検診が終わってからです。それまでは家でゆっくり赤ちゃんは免疫力を高め、ママは静養する時期です。

とはいえ、生まれたばかりのため、どうしても病院に行く必要があるときもあります。その際にはおくるみにくるんで抱っこで十分です。車の場合は必ずベビーシート・チャイルドシートが必要ですが、それ以外であれば、まだ赤ちゃんも軽いのでおくるみ、もしくは抱っこ紐で十分ではないでしょうか。

3か月から使えるベビーカー、6か月から使えるベビーカーは0歳から使えるベビーカーに比べ、価格が安い商品もあります。フルリクライニング機能が必要ないためです。

迷ったときは買わない。そんな選択肢もあります。

まとめ

以上のように、人それぞれで住む環境や考え方は違うため、万人に合うべビーカーは存在しません。したがって、ベビーカーを選ぶときには何を大切に考えるかを決めてください。

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